僕の名前はカミュです。
誕生日は多分平成9年10月26日です。
誕生日が多分なのは僕が伊勢原の川の土手に捨てられていた捨子だからです。
僕を拾ってくれたのは伊勢原のペットフード屋さんです。
親はそれぞれ血統が有ったようですが良く分かりません。自分は俗に言う雑種です。
三人兄弟だったようですが、僕だけ奥津家に貰われて来ました。
奥津家のお姉ちゃんが僕を貰ってくれました。
取りたての免許、買ったばかりの車で夜、伊勢原まで行ってくれたようです。
それから家族皆でミルクで育ててくれました。
ミルクを飲ませるのは三時間置きで大変だったそうです。
奥津家のお母さんがカミュは母乳を飲んでいないから一年間は外に出してはいけないと家の中で大切に育てられました。
僕がそそうをするとお父さんはお母さんを怒っていたようです。
一年後家の外で暮らすことになり素敵な小屋を家族が用意してくれました。
外で暮らすことに成ったはじめの頃の夜はお母さんがお父さんに内緒で僕を玄関の中に入れていたようです。
お母さんは夏は暑いだろうと葦簾で小屋を囲ってくれたり、
冬は寒いだろうと小屋に毛布を入れてくれたり、
それから仕事から帰ってくると必ずおやつをくれます。
そんなお母さんが一番大好きです。
お姉ちゃんはこの頃、自分のことが忙しいらしく余り構ってくれませんが毎日只今と声を掛けてくれます。
お兄ちゃんは誰も構ってくれない時、時々遊んでくれます。凄く優しいお兄ちゃんです。
お父さんは休みの日に遠くまで散歩に連れて行ってくれます。
その時僕はいつも大はしゃぎして、調子に乗りすぎるとよく怒られます。
ホームページに載せる写真はお父さんが撮ってくれるのですが一寸しつこくていらいらする時があります。
そんな時は吠えたり少し噛んでやりますがお父さんは何も怒りません返ってべたべたしてきます。
そんな僕の家族、みんな大好きです。
僕は捨子で母親の乳の味は知りませんが、奥津家の皆に愛されている大変幸せ者カミュです。
( 2013年10月29日3時35分永眠。16歳。
家族を いつも和ませてくれていました。
老いから足に来て、7ヶ月間は寝たきりでしたが、最後まで頑張っていて、家族に癒しと力をくれました。
家に来てくれて本当に良かったです。
「かみゅ」 ありがとう。)